芸術工芸高等専修学校では、校外学習として美術館へ行っています。
6月の校外学習は六本木に行ってきました。
六本木は森美術館やサントリー美術館、21_21など2000年代に美術施設が多く建てられた地域です。
今回は同じく六本木にある国立新美術館で開催中の
「オルセー美術館・オランジェリー美術館所蔵 ルノワール展」
を鑑賞してきました。
ルノワールは印象派の代表的なメンバーの一人です。
印象派は日本でも紹介される機会が多いので作品が好きな人も大勢いると思います。
実際、平日の昼間に鑑賞に行きましたが多くの入館者で賑わっていました。
今回の展覧会は日本初公開の作品もありました。
また、風景、肖像、街の人々といったルノワールの画業の幅広さも感じとることができました。
生徒は
「この絵はあれに見える」
「この絵の中の人は何をしているのかな」
といった具合に自由な感想を聞かせてくれました。
授業の一環ですので、鑑賞しながら簡単なワークシートも行いました。
その場で発見したこと気になったことを書き留めることで、
作品に対して自身が受け取った印象を明確にすることができたように思います。
最近ではデジタル技術の発展で、実物よりも詳細に見ることができる展覧会が企画されたり、
家庭でもインターネットを利用して簡単に作品の画像を検索したりすることが可能です。
それによって新たな発見やより多くの知識を得ることができるはずですが、
実際に目の前にその作品があるという体験は、生徒にとってもとても大事な経験になると思っています。
翌日、事前学習プリントやワークシート、それと思い出をたよりに体験レポートを制作し、校外学習は無事終了となりました。