毎年楽しみにしている生徒も多い校外学習に伝統工芸学習があります。
伝統工芸学習は職人の方が働いている工房を訪ねて制作を教わるものです。
今年の1年生は新宿の中井にある二葉苑という染物の工房へいきました。
実は昨年の1年生もトートバックづくりに訪れたのですが、今回はテーブルセンターづくりに挑戦しました!
布の上に型紙を乗せて決められた染料を重ねます。それを何版も繰り返すことでカラフルな染物が出来上がるのです。
職人の方が丁寧に道具の特徴や使い方を説明してくださいました。教えていただいたことの中には板の上に乗せた布がずれないようにする方法についてなどの説明もあり、そのこと一つをとっても昔からの職人の知恵があるのだと感心しました。
もう一つ驚いたことは複数枚の型紙のどの型紙から始めても同じようにできるようになっているということです。型紙の一つひとつがよく考えられているのだと思いました。
また、同じように作れるが、体験する人それぞれで同じ図柄だけど違った色の濃さや表情になるというお話もありました。
体験に参加した生徒たちはどんな作品になったのでしょうか?
職人の方に教えていただきながら制作を進めていきます。
型紙をのせてブラシで染料を付けていきます。みんなどんな作品になるのかわくわくしますね。
最初は初めて扱う画材に緊張した様子でしたが枚数を重ねて、みんな制作がさくさく進むようになりました。
最後は蒸すことで染料を定着させるそうで、蒸し機にいれて少し待つとテーブルセンターが出来上がりました!
同じ図柄だけど一人ひとりの個性の表れた少しずつ違う作品になりましたね。今年も貴重な体験になったと思います。
工房のみなさま、ありがとうございました!
生徒のみなさん、おつかれさまでした!